ムラサキカタバミ(紫片喰、学名:Oxalis corymbosa )は、草丈が低く小さな赤紫色の五弁花を咲かせるフウロソウ目カタバミ科カタバミ属の多年草です。道端や庭先などいたるところで咲いています。
夕方や雨に濡れると花は下を向き、半分閉じた笠のようになります。
ムラサキカタバミ(紫片喰)の長い葉柄の先には、ハート型を逆にしたような3枚の小葉をつけます。
葉色は、通常、緑ですが、紫色の葉を持つレグネリー種(南米)もあります。
似た花に、ムラサキカタバミ(花弁色は桃色)やカタバミ(花弁色は黄色)、オキザリスがあります。
特に、イモカタバミ(芋片喰)はムラサキカタバミ(紫片喰)と似ていますが、イモカタバミ(芋片喰)は花の中央にある雄しべのヤク(葯)色が黄色であり、ムラサキカタバミの方は白いことで見分けられます。
また、ムラサキカタバミは花の中心部の色が薄いのに対して、イモカタバミは花の中心部の色が濃い。
一般名:ムラサキカタバミ(紫片喰)
、学名:Oxalis corymbosa
、別名:キキョウカタバミ(桔梗片喰)、紫酢漿草
、科属名:植物界被子植物門双子葉植物綱フウロソウ目カタバミ科カタバミ属
、原産地:南アフリカ、南アメリカ
、草丈:5〜30cm 花径:2〜4cm 開花期: 5〜7月 花色:薄桃色
●カタバミ属の花
オキザリス・ボーウィ(Oxalis bowiei)
花茎を伸ばした茎先に桃色の大輪の花を咲かせるオキザリスの定番です。葉は、緑色で三つ葉形をしています。
オキザリス・トライアングラリス(Oxalis triangularis)
葉色が紫色のレグネリー種(南米)
オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)
蕾が赤白斑模様のベルシコロル種
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