ノリ(海苔)とは
ノリ(海苔(のり、海苔、学名:Porphyra tenera)とは、日本沿岸原産で、アーケプラスチダ界紅色植物門紅藻綱ウシケノリ目ウシケノリ科アマノリ属の紅藻類の海草です。食用藻類の総称ともされます、江戸時代から養殖が行われ、現代では、北海道〜本州、四国、九州で養殖されています。
別名で板海苔や、Nori、アサクサノリ(浅草海苔)とも呼ばれます。万葉集にも出て来る藻類で、紫菜(ムラサキノリ)やアマノリ(甘海苔)
神仙菜と呼ばれました。
昔は、アサクサノリ(浅草海苔、アマノリ属アサクサノリ種)が一般的でしたが、
今ではスサビノリ(荒び海苔、同属異種:アマノリ属スサビノリ)が主に、養殖され出荷されています。天然ノリは岩海苔と呼ばれます。
板海苔はウップルイノリやスサビノリを養殖して縦21cm、横19cmに薄く漉いた乾燥品(全型)で、色は黒っぽく青緑色を帯びています。
全型の板海苔を10枚セットにしたものが1帖(じょう)で問屋などの最低流通単位とされます。
ご飯のオカズや、握り、巻き寿司、軍艦巻き、ちらしの彩り等に使われます。
フノリ(布海苔)は、蕎麦に入れて使われます。
アオノリ(青海苔)は、お好み焼きのふりかけに使われます。
生ノリを、砂糖や醤油で煮詰めたものにノリの佃煮があります。
名前の由来
属名の「Porphyra」はラテン語の「Porphyr(紫色の)」という意味で、種小名の「tenera」はラテン語の「tener(=tender=柔らかい)」という意味です。
花言葉
「快活」「明るさ」
奈良時代から
日本で一番古い法律である「大宝律令」(飛鳥時代大宝律令制定(701年)、702年2月6日施行)には租税として、ノリを含む8種類の人頭税がありました。
大宝律令で定められた海藻8種類
和海藻(ニギメ=ワカメ)、褐藻類
凝海藻(こコルモハ=テングサ=トコロテン)万葉名:凝海菜(こるもは)、大凝菜(おおこるもは)、石花菜 紅藻類
海松(ミル)
紫菜(ムラサキノリ=アマノリ=海苔)佃煮や味噌汁に、紅藻類
海藻根(マナカシ=メカブ)とはワカメの根元部分
滑海藻(アラメ)あらめは昆布の仲間で、褐藻網コンブ目コンブ科の海藻です。
未滑海藻(カジメ)コンブ目コンブ科カジメ属に属する大型の褐藻の1種
雑海藻
大宝律令施行の2月6日は、「海苔の日」とされました。
一般名:ノリ(のり、海苔)、学名:Porphyra tenera、別名:板海苔、Nori、アサクサノリ(浅草海苔)万葉名:、紫菜(ムラサキノリ)やアマノリ(甘海苔)、神仙菜、分類名:アーケプラスチダ界紅色植物門紅藻綱ウシケノリ目ウシケノリ科アマノリ属、英名:laver、中国名:紫菜、甘紫菜、原産地:日本沿岸、分布:北海道〜本州、四国、九州までの日本、生活環境:養殖、生活型:海草、産地:有明海、季語:春、用途:食用−オカズや、握り、巻き寿司、軍艦巻き、ちらしの彩り、外敵:カモ(食害)。
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