モズク(水雲) とは、シオミドロ目の食用海藻です。
世界の温帯海域〜熱帯海域の浅海の岩礁に生息し、水中では褐色をしていますが、
加熱すると緑色に変わります。
触るとヌルヌルするのはフコイダンという粘質多糖類で、
近年の研究では抗がん作用があるとされます。
栄養価はカルシウムやヨウ素等のミネラルや、ビタミン、植物繊維が豊富に含まれます。
●日本でモズクと言えば
シオミドロ目ナガマツモ科オキナワモズク属で茶色で柔らかく太い「オキナワモズク(沖縄もずく)、学名:Cladosiphon okamuranus)」 と
シオミドロ目ナガマツモ科クロモズク属の「入善モズク(クロモズク、黒もずく、学名:Sauvageaugloia ikomae)」、
モズク科モズク属で、細い「イトモズク、学名:Nemacystus decipiens)」が流通し食卓に上がります。
入善もずくは富山湾の入善沖で獲れる全長50cm、太さ0.2cm程の細長い海藻です。
標準和名はクロモで、海中では茶色、水から上げると黒く見えます。
調理方法は湯通し後、酢の物や、酢味噌和え、味噌汁の具に使われます。
一般名:モズク
学名:Chordariaceae
分類名:真核生物クロムアルベオラータ界黄藻植物門褐藻綱シオミドロ目
主産地:沖縄 生息分布:温帯海域〜熱帯海域 環境:浅海の岩礁
藻長:20〜30cm 藻色:褐色→緑(加熱時) 触感:ヌルヌル
調理法:モズク酢、モズクの天麩羅、味噌汁
栄養価:フコイダン、カルシウムやヨウ素等のミネラル、ビタミン、植物繊維
■関連ページ
モズク(水雲)
室堂(2014年7月20日)
memo(2013年6月29日)
ブセナテラス(2013年8月10日)
平日(2015年6月2日)
食べ物図鑑
農水産物図鑑
|