クロザコエビ(黒雑魚海老) とは、エビ目エビジャコ科クロザコエビ属の海老です。
別名でモサエビとも呼ばれます。
触覚が長く、活きている時の殻は鮮紅色で体側面で殻周囲に斑点状の白い縁取りがあります。
高価なマツバガニ(松葉蟹)と同じ深海の海底に生息し一緒に底引き綱で獲れるため雑魚扱いされますが、
アマエビ(甘海老)=ホッコクアカエビ(北国赤海老)=赤海老 より大きく甘く身に弾力性があり濃厚な旨味があります。
漁獲量が少ないことや痛みやすいため獲れた地方で地産地消されていましたが、
近年の輸送技術や冷凍技術、ネット販売による情報技術の発達により全国的に出荷され
消費されるようになりました。
似たエビに
トゲクロザコエビ(トゲ黒雑魚海老)
がいます。トゲクロザコエビはドロエビとも呼ばれ、脇に白いハートのような独特の縁取りがあります。
クロザコエビの方が皮色が白いので、「白ガスエビ」とも呼ばれます。
アマエビ(甘海老) より甘みと旨味が強いです。
一般名:クロザコエビ(黒雑魚海老)
学名:Argis lar
別名:モサエビ、白エビ、シロガスエビ、ツチエビ(土海老)
分類名:動物界節足動物門甲殻亜門エビ綱エビ目エビジャコ科クロザコエビ属
分布:日本海側 環境:水深300〜1,000mの深海の海底 漁:底引き綱
体長:10cm 漁期:9〜翌年5月 食用の可否:可 味:濃厚で美味
調理方法:刺身、塩焼き、天麩羅、フライ、味噌汁、鍋
備考:甘みが強く鮮度の落ちが早い海老。水揚げ後すぐに黒くなる。
食用となるのは雌(雄は小さすぎる)
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memo(2012年11月20日)
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