イチイ(一位、櫟) とは、春、地味な花を咲かせる
イチイ目イチイ科イチイ属の耐寒性・耐陰性高木です。
雄花は肌色(薄黄色)、雌花は緑色をした雌雄異株の裸子植物の常緑針葉樹でもあります。
葉は互生し、鋸歯は無く、針形で、放射状に枝に付きます。
花後、頂部が開いた実がなり中に種子が見えます。
種の周りにある赤い果肉のようなものは仮種皮と言われるもので、10月頃に赤熟します。
同科同属にイチイの変種、
キャラボク(伽羅木) があります。
お互いに似ていますが、
イチイの葉は横枝に平らに付くのに対し、キャラボクは放射状に付きます。
イチイと同じ裸子植物には、マツやスギ,イチョウ、ソテツ、イチイ、コノテガシワ、イヌマキがあります。
用途は、庭園樹とされます。
一般名:イチイ(一位、櫟)
学名:Taxus cuspidata
分類名:植物界裸子植物門イチイ綱イチイ目イチイ科イチイ属
別名:アララギ、シャクノキ(笏の木)、Japanese Yew、オンコ(onko、アイヌ語)
樹高:15〜20m 開花期:3〜4月 雄花色:薄黄色 雌花:緑色
葉身:0.5〜2cm 葉序:互生 葉の鋸歯:無し(全縁) 葉形:線形
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