ニホンアマガエル(日本雨蛙)とは
ニホンアマガエル(日本雨蛙、学名:Hyla japonica)とは、日本全国で普通に見られるカエル目アマガエル科アマガエル属の小型の蛙です。
庭先や畦道、草原などの平地や山地の低木や草上で生活しています。
吻は短く、眼の脇の鼓膜から吻端にかけては黒腺があります。
吸盤を使って容易に木や壁などをよじ昇ります。
体長は3〜4cmほどで、雌の方が雄より身体が大きいです。
体色は緑地に灰色の斑模様が入りますが、環境に適応合わせて色を変えることが出来ます。
繁殖期に雄が雌を誘うために鳴嚢を震わせ「クワックワックワッ」、「ゲッゲッゲッゲッ」と鳴きますが、雨蛙と言われるように雨が降りそうなときはいつでも鳴いています。雌は鳴きません。
産卵期は晩春〜初夏、田圃や池などに集まり水中で産卵します。
卵が孵ったものがおたまじゃくしです。
一般名:ニホンアマガエル(日本雨蛙)
学名:Hyla japonica
分類名:動物界脊椎動物門脊索動物亜門両生綱カエル目(無尾目)カエル亜目アマガエル科アマガエル属
別名:Japanese Tree Frog、かわず(旧称)
分布:北海道〜九州の日本、朝鮮半島、中国東部 環境:庭先や畦道、草原などの平地や山地の低木や草上
体長:3cm(♂)、4cm(♀) 背中色:緑地に灰色の斑模様だが環境に合わせて変色(保護色)
腹部色:白 皮膚:毒性の粘液あり
足指数:4本(前足)、5本(後足) 足の指先:丸い吸盤有り
冬:土中で冬眠
餌:ガガンボや、アブラムシ、ウンカなどの稲を食い荒らす害虫、ミミズ、蜘蛛などの肉食性
天敵:鳥類、蛇、哺乳類、水生昆虫
繁殖期:4〜5月 産卵期:5〜6月 産卵場所:水田や池
鳴き声:クワックワックワッ、ゲッゲッゲッゲッ(鳴くのは鳴嚢を持つ♂のみ)
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