クマノミ(隈魚)

【かぎけんWEB】
クマノミは、スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属の魚です。
別名:Clark's anemonefish

クマノミ(隈魚)♂ クマノミ(隈魚)♀ クマノミ(隈魚)♂ クマノミ(隈魚)♂ クマノミ(隈魚)

クマノミ(隈魚) は、熱帯海域のサンゴ礁や岩礁に生息する スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属の小型の海水魚です。 複数でハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャク等と共生しています。 体は黒地で顎下から腹鰭まで橙色をしており、顔、胴、尾鰭付け根に白い横帯が入ります。 雄性先熟で産まれた時は皆、雄ですが、雌が死ぬと、 一番身体の大きな雄が雌に性転換し、最上位の次に大きな雄が2番目の地位に位置しペアを組みます。 最上位の雌が死ぬと2番目が雌に性転換する雄性先熟の魚です。 大人の雌雄の識別は尾鰭で見分けられます。 尾鰭が白いのが雌、黄色いのが雄です。

【クマノミ属の魚】

オレンジクラウンフィッシュ(学名:Amphiprion percula) 、 オレンジフィンアネモネフィッシュ(学名:A. percula)、
カクレクマノミ(隠隈魚、学名:A. ocellaris、 ハタゴイソギンチャク、センジュイソギンチャクと共生) 、
クマノミ(隈魚、学名:Amphiprion clarkii) 、
クロハマクマノミ(学名:A. melanopus) シライトイソギンチャク(白糸磯巾着)、センジュイソギンチャク、サンゴ、タマイタダキと共生) 、
セジロクマノミ(背白隈魚、学名:A. sandaracinos、 シライトイソギンチャク(白糸磯巾着)、 ハタフォイソギンチャクと共生) セバエアネモネフィッシュ、 トウアカクマノミ(頭赤隈魚、学名:A. polymnus、イボハタゴイソギンチャクと共生)、 ハナビラクマノミ(花弁隈魚、学名:A. perideraion Bleeker)、 センジュイソギンチャク、シライトイソギンチャクと共生)、 ハマクマノミ(浜隈魚、学名:A. frenatus Brevoort)、 タマイタダキイソギンチャクと共生)
バリアリーフ・アネモネフィッシュ (Barrierreef anemonefish) 、 モルジブ・アネモネフイッシュ(学名:A. nigripes Regan)

一般名:クマノミ(隈魚)
学名:Amphiprion clarkii
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属
環境:New Caledonia等、インド洋、太平洋の亜熱帯〜熱帯海域、日本では千葉県以南〜沖縄  生息環境:サンゴ礁 
別名:Clark's anemonefish
全長:9〜10cm 体形:左右に側扁  体色:黒地で顎から腹鰭までが橙色(その他共生するイソギンチャクの色と同化し黒くなるものもいる)。 頭と胴部、尾鰭の付け根に太い白横縞が入る。  尾鰭色:白(成魚の雌)、黄色(成魚の雄) 胸鰭:黄 尾鰭形:湾入  食性:小型エビ等の甲殻類や藻類を食べる雑食性  繁殖方法:産卵 産卵期:夏 産卵場所:イソギンチャクの近くの岩や貝殻に卵を産みつける  共生相手:イソギンチャク−サンゴイソギンチャク、ハタゴイソギンチャク、ジュズダマイソギンチャク 特記:雄性先熟  /用途:観賞魚 

■関連ページ
クマノミ(隈魚)  奄美空港構内の水槽(2010年8月10日、14日)  新江ノ島水族館(2011年7月9日)  熱帯魚図鑑 


クマノミ(隈魚)♂
クマノミ(隈魚)♂
クマノミ(隈魚)
クマノミ(隈魚)

クマノミ(隈魚)
奄美空港構内の水槽で、2010年8月10日


クマノミ(隈魚)

クマノミ(隈魚)
新江ノ島水族館で、2011年7月9日