トウネズミモチ(唐鼠黐)
トウネズミモチ(唐鼠黐)は、公園や街路樹として植えられている常緑広葉小高木です。夏に枝から白い小花を多数つけた花序を何本も出すので木全体が白っぽく見えます。晩秋に、黒くて小さい球形の実を枝にたわわにつけます。
トウネズミモチ(唐鼠黐)のページ
|
トウネズミモチ(唐鼠黐)の黒い実
一般名:トウネズミモチ(唐鼠黐)
学名:Ligustrum lucidum
別名:トウネズ
科属名:モクセイ科イボタノキ属
原産地:中国
樹高:10〜15m 樹径:10cm 葉長:5〜12cm 開花期:6〜7月
花序長:10cm 花色:白 果実色:黒 果実形:球形
果実色:黒 果実径:0.7〜0.8cm 実の生育期:11〜12月 実の形:楕円形
|
サザンカ (山茶花)
サザンカ(山茶花) は、花の無い時期に咲く貴重な耐寒性常緑高木です。花色には桃色、赤、白等があります。サザンカ(山茶花)と、ツバキ(椿) は、花が似ていて見分けが難しいので、両者の違いを下表にまとめました。
サザンカは、葉縁がギザギザしており、花弁がバラバラに散るので、地面に落ちた花で確認するのも一つの方法です。サザンカも、ツバキと同様に、実がなり、油も採取されます。
|
サザンカ (山茶花)
一般名:サザンカ (山茶花)
学名:Camellia sasanqua
別名:イワハナビ(岩花火)、ヒメツバキ(姫椿)、ヤブサザンカ(藪山茶花)
科属名:ツバキ科ツバキ属
原産国:日本
樹高:50〜1200cm 開花期:10月〜翌年2月 花色:桃
・赤 ・白 花径:5〜7cm
サザンカ(山茶花)のページ
|
ハゼ(櫨)の紅葉
ハゼ(櫨)は、秋に真っ先に紅葉するウルシ科の落葉高木で、奇数羽状複葉の葉が美しいです。初夏に円錐花序に小さな黄色い花をつけます。花後に成る果実は緑色をしていますが、秋になると茶色に熟します。
ハゼ(黄櫨)のページ
|
ハゼ(櫨)の紅葉
一般名:ハゼ(櫨)
学名:Rhus succedanea
別名:ロウノキ(蝋の木)、ハゼノキ(櫨の木)、リュウキュウハゼ(琉球櫨)
科属名:ウルシ科ウルシ属
樹高:10m 開花期:5〜6月 花形:円錐花序 花序長:10cm 花色:黄 結実期:秋
果実色:赤〜茶(秋) 果実径:1cm
|
ナンキンハゼ(南京黄櫨)
ナンキンハゼ(南京黄櫨)は、緑色の葉が秋に紅葉して美しい落葉高木です。夏に長い穂状花序に黄色い小花を咲かせ、上に伸びます。花には昆虫が集まります。葉は染料に使われ、秋になると実が緑色から熟して黒紫色なり割れてと中から白いロウ粉に包まれた種子が出てきます。名前のナンキンハゼとは中国から来たこと、ハゼノキのようにロウが採れることから命名されました。
ナンキンハゼ(南京黄櫨)のページ
|
ナンキンハゼ(南京黄櫨)
一般名:ナンキンハゼ(南京黄櫨)
学名:Sapium sebiferum
別名:トウハゼ(唐黄櫨)
科属名:トウダイグサ科シラキ属
原産地:中国
樹高:10〜15m 開花期:6〜7月 花穂長:10cm 花色:黄 葉身:6〜8cm
葉形:菱状卵形で先端が尖る 樹皮色:灰褐色
|
クロガネモチ(黒鉄黐)
クロガネモチ(黒鉄黐)は、葉がツバキに似て皮質で葉縁にギザギザがない、いわゆる、全縁で、楕円形をしており互生し、秋に小さな赤い球形の実を枝もたわわに付ける常緑高木です。
樹皮は白っぽく滑らかです。葉柄と若枝は黒紫色(クロガネ色)をしており、モチノキ科であることから命名されました。クロガネモチの実を鳥が食べに来てそのフンで種が遠くへ運ばれて行きます。
クロガネモチ(黒鉄黐)のページ
|
クロガネモチ(黒鉄黐)の赤い実
一般名:クロガネモチ(黒鉄黐)
学名:Ilex rotunda Thunb
別名:クロガネノキ(黒鉄の木)、クロガネ・ホーリー(kurogane holly)
科属名:モチノキ科モチノキ属
原産地:中国、日本
樹高:10〜20m 開花期:5〜6月 花色:淡紫白 花姿:散形花序 雄花径:0.5cm
雌花径:0.5cm 葉身:5cm 葉形:楕円形 葉表色:濃緑 葉裏色:薄緑
樹皮色:灰白 果実色:赤 果実径:球形 果実径:0.6〜0.7cm
結実期:10〜翌1月
|