ボタン(牡丹) とは、
ユキノシタ目ボタン科ボタン属の耐寒性落葉低木です。
平安時代に、中国から日本に薬用として渡来しました。
薬効としては、根皮に解熱、鎮痛、消炎、浄血があるとされます。
樹形は分枝して横に広がります。
初夏に、その年に伸びた枝先に大輪の花を一個咲かせます。
葉の茂みの上に花が置いてある感じです。
園芸種が多数栽培されています。
ボタンの花は、
「立てば シャクヤク(芍薬)、
座れば ボタン(牡丹) 、
歩く姿は ユリ(百合)
の花」と、
美人を形容する例えの一つとして詠われています。
ユリはさすがに見間違えることはありませんが、シャクヤク(芍薬) と、ボタン(牡丹)は似ています。
そこで、両者の類似点と違いを見ることにしましょう。
■シャクヤク(芍薬)とボタン(牡丹)の違い
一般名:ボタン(牡丹)
、学名:Paeonia suffruticosa
、別名:ハツカグサ(二十日草)、ナトリグサ(名取草)、tree peony(ツリー・ピオニー)
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ユキノシタ目ボタン科ボタン属
、原産地:中国
、樹高:50〜200cm 開花期:4〜6月
花色:薄紅・白・紅・紫紅・黒紅・黄・青紫・橙・紅のぼかし入り
花の咲き方:八重咲き・千重咲き・万重咲き
花径:15〜20cm
薬効(牡丹皮):根皮に解熱、鎮痛、消炎、浄血
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