イングリッシュラベンダー(English lavender) とは、春〜夏に開花し、香料を採ったり切花や鉢植えで楽しむシソ科ラバンデュラ属アングスティフォリア種の耐寒性常緑低木で代表的なハーブとされます。
古代ローマ時代から浴湯剤として用いられ芳香と治療に役立てられています。
学名や科属名に使われる Lavandula(ラバンデュラ) とは、「洗う」という意味です。
ラベンダーの中でも、このイングリッシュラベンダー(English lavender) は、特に、耐寒性に優れ、薬効成分が最も多く含まれ、深い芳香があることから、英国風庭園の必須アイテムとなっています。
高温多湿にはやや弱いので、日本では風通しのよい場所に置く必要があります。花茎が長いので、ドライフラワーやリース作りに向いています。ラベンダーの栽培種には、このイングリッシュ系の他、ラバンディン系や、フレンチ系 が多く、それらの交配種も多数育種されています。
花は、小さな唇型をしており、一花序に10〜20個ずつ付き、細長い花穂を作ります。
同じシソ科の ブルーサルビア(Blue salvia) と似ていますが、ラベンダーの方が、葉は細長く灰緑色をしています。
一般名:イングリッシュラベンダー(English lavender)
学名:Lavandula angustifolia(ラバンデュラ・アングスティフォリア)
別名:タスマニアンラベンダー(Tasmanian Lavender)、真正ラベンダー(True lavender)、
ラベンダー・アングスティフォリア(Lavender angustifolia)、ラベンダー(Lavender)
分類名:シソ科ラバンデュラ属アングスティフォリア種
原産地:地中海沿岸〜インドなどの西アジア
樹高:30〜1300cm 開花期:5〜8月 花色:青紫 花序高:5cm
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