「7月の花#2(2001年)」には、2001年7月、木場公園や江東区白河で咲いていた花を掲載しました。
●花の種類 イングリッシュ・ラベンダー(English lavender)、 オニユリ(鬼百合)、 カルミア(Kalmia)、 グラジオラス(Gladiolus)、 スイトピー(Sweet pea) 、 デンドロビウム(Dendrobium)、 ノラニンジン(野良人参)、 ヒマワリ(向日葵)のオモテとウラ、 ヘメロカリス(Hemerocallis)、 ホテイアオイ(布袋葵)、 モナルダ・ディディマ(Monarda didyma)
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イングリッシュ・ラベンダー(English lavender)とは、6〜8月に開花し、香料を採ったり、切花、鉢植えで楽しみます。 サルビアと比べて葉が長細く灰緑色をしています。花色は青紫、ピンク、白色などがあり、 花の形は小さな唇型をしており多数集まって咲きます。
一般名:イングリッシュ・ラベンダー(English lavender) 学名:Lavandula augustifolida 別名:ラベンダー(Lavender)) 分類名:シソ科ラバンデュラ属アングスティフォリア種 原産地:地中海沿岸〜西アジア(インド)
オニユリ(鬼百合) は、芳香のある耐寒性多年草(球根植物)であるユリの一品種で、 先端が反り返った花披は橙色地に濃茶色の斑点が入ります。葉は披針形をしており、 葉腋に黒紫色のムカゴと呼ばれる珠芽が付きます。鱗茎(球根)は大型で、百合根として賞味されます。
オニユリ(鬼百合)のページ
一般名:オニユリ(鬼百合) 学名:Lilium lancifolium 別名:テンガイユリ(天蓋百合) 分類名:ユリ科ユリ属 原産地:日本 草丈:100〜200cm 開花期:7〜8月 花色:橙に黒い斑点 花径:20〜25cm 葉長:5〜15cm
ピー(pea)というだけあってつる性のマメ科の一種です。 昔、「赤いスイートピー」という歌が流行りました。
一般名:スイトピー(Sweet pea) 学名:Lathyrus odoratus 別名:ジャコウレンリソウ 分類名:マメ科ハマエンドウ属
カルミア(Kalmia)とは花は蕾の時はふっくらとしていて、開くと浅い五角形の筒状になる耐寒性常緑低木です。
一般名:カルミア(Kalmia) 学名:Kalmia latifolia 別名:アメリカシャクナゲ、アメリカンローレル、mountain laurel 分類名:ツツジ科カルミア属 原産地:北米東部 樹高:100〜200cm 花径:1〜3cm 花色:白・赤 ・桃 開花期:5〜6月
グラジオラス(Gladiolus) は、 6月〜9月の夏期に 赤や黄、白、青等の花を咲かせる観賞用のアヤメ科球根植物です。 オランダ人が日本に伝えたのでオランダ菖蒲、また外国から入って来たので唐菖蒲、 葉の形が剣に似ているのでスウォード・リリー、同じく葉が小さな剣の形を意味するラテン語から gladius(グラディウス=小さな剣)と呼ばれます。
一般名:グラジオラス(Gladiolus) 学名:Gladiolus spp. 別名:トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)、 corn flag(コーン・フラグ)、sword lily(スウォード・リリー、剣の菖蒲) 分類名:アヤメ科グラジオラス属 原産地:熱帯アフリカ、地中海沿岸
デンドロビウム(Dendrobium)とはラン科の多年草ですが、ファレノプスのように高値の花といった感じではなく、 普段着の花といった趣の花です。葉はシンビジウムほど長くなく、丸味を帯びて短めです。 代表的なのはノビル系やデンファレ(ファレノプシス)系で、他にフォーモーサム系、キンギアナム系もあります。 単にデンドロビウムといえばノビル系をさすことが多く、ファレノプシス系はデンファレと呼んで区別しているようです。
・ノビル系−鉢物として出回り、草丈20〜80cm、直立した太いバルブの節に多くの花を密集してつけます。 花径は3〜8cm、花芯(花の中心)は濃色で花色はピンクや淡紫、赤紫、黄色、白があります。 葉は短めで丸味を帯びた長楕円形で厚みがあります。花期は12〜5月です。原産地はヒマラヤ〜タイ
一般名:デンドロビウム(Dendrobium) 学名:Dendrobium spp. 分類名:ラン科デンドロビウム属 原産地:熱帯アジア、オーストラリア
・デンファレ系−切花(ブーケ、フラワーアレンジメント)としての用途が多く、 草丈60〜80cm、バルブの先から細長い花茎を伸ばし、その先に、 ファレノプシスに似た花をまばらに数個つけます。花径5〜8cm、花色は桃、赤、白等があります。 花期は7〜11月です。原産地はオーストラリア、ニューギニア
・ミニデンファレ-デンファレの交配種で 背丈が低くミニデンファレと呼ばれています。宝夢蘭はミニデンファレの一品種ですが、 ホームランというネーミングがヒットですね。
ノラニンジン(野良人参)とは、夏にレースのような白い小花を集合させて咲かせる一年草で、 ヨーロッパ原産の帰化植物です。葉は緑色をしています。人参の原種ですが、食用にはなりません。
一般名:ノラニンジン(野良人参) 学名:Daucus carota 別名:ワイルドキャロット(WILD CARROT)、QUEEN ANNE'S LACE 分類名:セリ科ニンジン属 原産地:西アジア〜地中海 草丈:30〜100cm 開花期:7〜9月 花色:白 花序径:15〜20cm
ヒマワリ(向日葵) は、キク科の非耐寒性一年草で、切花や花壇に植えられるだけでなく、 様々な利用方法があります。例えば、花や葉は利尿剤や去痰薬となり、種はナッツや菓子の原料となり、 絞られてひまわり油やマーガリンが作られ、蕾は茹でて食べられます。 一般に向日葵と言えば正面を向いている写真が多いですが後姿もステキです。 首に当たる茎部が太くて逞しいです。このぐらい太くないと太陽を追って大きな顔をぐるりと廻せないからでしょうか。
一般名:ヒマワリ(向日葵) 学名:Helianthus annuus(ヘリアンサス) 別名:サンフラワー(Sunflower)、ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)、ヘリアンサス 分類名:キク科ヒマワリ属 原産地:北米 草丈:25〜200cm 花径:15〜40cm 花色:黄(一般的)・赤・橙 ・茶 開花期:7〜10月
ヘメロカリス(Hemerocallis) は、初夏〜夏に咲く一日花で、花色は橙、黄、 赤橙色など暖色系の百合に似た漏斗状の花を咲かせる落葉多年草です。1本の花茎には多数の花がつきます。 日本で自生しているものや海外に渡って改良されて日本に帰化した園芸品種もあります。 園芸品種には白や紫、赤紫などもあります。
一般名:ヘメロカリス(Hemerocallis) 学名:Hemerocallis cv. (ヘメロカリス) 別名:デイリリー(day lily)、カンゾウ、忘れ草 分類名:ユリ科ワスレグサ属 原産地:日本、中国 草丈:60cm〜1.2m 開花期:5〜9月 花径:5〜20cm 花色:橙・黄・赤
ホテイアオイ(布袋葵) は、夏、伸びた花茎の先に花穂を出して 薄紫色の小花を多数付けるミズアオイ科アイヒホルニア属の水生植物です。
一般名:ホテイアオイ(布袋葵) 学名:Eichhornia crassipes 別名:ウキクサ、ウォーターヒヤシンス、ホテイソウ(布袋草)、ホテイソウミズアオイ 分類名:ミズアオイ科アイヒホルニア属 原産地:ブラジル
モナルダ・ディディマ(Monarda didyma) は、ベルガモットは独特の芳香のするハーブで丈夫で、 育てやすい耐寒性多年草です。このハーブ・ベルガモットは、アイスティで有名なアールグレー(Earl Grey)という紅茶のブレンドにベルガモット・オレンジという柑橘類の香油で香り付けを行なっていますが、 香りがベルガモット・オレンジに似ていることから命名されました。
一般名:モナルダ・ディディマ(Monarda didyma) 学名:Monarda didyma(モナルダ・ディディマ) 別名:ベルガモット(Bergamot)、タイマツバナ(松明花)、モナルダ(Monarda) 分類名:シソ科ヤグルマハッカ属 原産地:北アメリカ 草丈:100〜120cm 開花期:6〜8月 花色:桃・青紫・白・赤 花序径:4〜6cm
リリー(Lily) は、ユリ(百合)に同じ。 日本でも欧米でも人気の高い耐寒性球根植物です。 ヤマユリやカノコユリjなどの交配品種群で花は大型です。 オリエンタルハイブリッドやアジアティックハイブリッドなどの 品種があります。球根は百合根と呼ばれ食通の間で珍重されます。
一般名:リリー(Lily) 学名:Lilium spp. 別名:ユリ(百合) 分類名:ユリ科ユリ属 原産地:日本 草丈:60〜150cm 開花期:6〜7月 花色:白・桃・赤 花径:20〜25cm