イチョウ、小石川植物園(2005年6月12日)
イチョウ、清水谷公園、2023年12月1日
黄色いイチョウ(銀杏)と赤いサクラ(桜)
ギンナン(銀杏)
イチョウの木と葉
黄葉したイチョウとホテル ニューオータニ
最高裁判所と黄葉したイチョウ
落葉したイチョウの樹
イチョウ(公孫樹)とは
イチョウ(公孫樹)とは、春、開花する裸子植物のイチョウ目イチョウ科イチョウ属の落葉高木です。裸子植物の受精に関する研究が、世界で植物界の最先端研究であるとされた頃、東京大学の平瀬作五郎博士がイチョウの精子を発見し、1896年(明治29年)10月発行の植物学雑誌に掲載され、世界的な大発見となりました。
引き続き、同年11月に、池野成一郎博士がソテツの精子を発見したという記事が同雑誌に掲載され、その成果により両博士は日本初の学士院恩賜賞を受賞しました。
樹高20?4 0mになります。葉は幅が5〜7 cmで中央に独特の切れ目のある扇形をしており、初夏には緑色ですが、秋に美しい黄金色に紅葉し、冬に落葉します。
雌雄異株です。雄花と雌花は、葉と同時に出て、4月?5月に開花します。雄花は葉腋から出て2〜3 cmの穂状花序に黄緑色の花を垂下して付けます。雌花は黄色い胚珠だけの花を直立させて付けます。風により花粉が飛散する風媒花で、飛散時期は4月?5月です。雄花から出た花粉が、雌花の胚珠にが到達すると発芽して2個の精子となり、その1個が卵細胞に到着し受精して種子が成ります。結実期は9月〜10月です。薄茶色の球形の果実の中に、直径2?3 cmの球状の種子(銀杏)が出来ます。老木に成ると、「ちち」と呼ばれる気根が下がることがあります。
葉は中央で独特の切れ目のある扇形をしています。
葉は初夏には緑色をしていますが、秋に黄金色に紅葉し、冬に落葉します。
雌雄異株で、風により花粉が飛散する風媒花です。雄花と雌花は葉と同時に出ます。
イチョウは東京都の木
公孫樹の木は東京都の県(都)木となっており、東京大学の校章や都バス、清掃車、
道路の分離帯のフェンス等のデザインに使用されています。
葉は民間療法では糖尿病や夜尿症、咳、痰切れに薬効があるとされます。
イチョウの果実「ギンナン」
秋に成る果実はギンナン(銀杏)と言い食用とされます。
ギンナンは白い殻を割って中の薄茶色の薄皮を除くと黄緑色の実が現れますので煮る、焼く、蒸す等して調理します。
代表的な料理には、茶碗蒸の彩りと風味に使用されたり、高級料亭風の煮しめの彩り、
塩を振って串に刺し焼いた銀杏焼きがあります。
食べ過ぎると成分として含まれているギンコール酸などで中毒をおこすので注意が必要です。
一般名:イチョウ(公孫樹)
、学名:Ginkgo biloba L.
、別名:ギンナン(イチョウ実)、Ginkgo
、分類名:植物界裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属
、原産地:中国
、樹高:20〜40m 雌雄:異株
、葉形:扇形 葉幅:5〜7cm
、開花期:4〜5月 雄花:葉腋につき穂状 雄花長:2〜3cm 雌花:胚珠だけ 花粉の飛散方法:風 飛散期:4〜5月
、結実期:9〜10月 種子形:球状 種子径:2〜3cm
、用途:樹木は街路樹、公園樹に、木材はまな板や彫刻などの加工用に、果実は食用に
■関連ぺージ
イチョウ(公孫樹)
城ケ崎釣り(2014年11月22日)
11月の花#1(2001年)
12月の花(2002年)
12月の花(2003年)
12月の花(2005年)
8月の花#1(2002年)
旬
樹木図鑑
木の実・草の実図鑑
花暦
|
イチョウ
黄葉したイチョウ(銀杏)と紅葉したサクラ(桜) 木場公園(2010年11月13日)
最高裁判所前のイチョウ並木の黄葉
2014年11月22日、最高裁判所前で
ギンナン(銀杏)
2002年8月5日、亀戸で
ギンナン(銀杏)
2008年9月20日、スーパーで購入
幹は褐色をしており表皮が縦に裂けます。
葉は独特の扇形をしています。
イチョウ(公孫樹)の木と葉
2011年11月4日
イチョウ(公孫樹)の木
2001年11月、木場公園で
最高裁判所前のイチョウ並木
2003年12月13日、最高裁判所前で
イチョウ(公孫樹)の黄色い葉
清水谷公園、2002年12月
イチョウ(公孫樹)の木と葉
2005年12月11日、江東区住吉
イチョウ(公孫樹)の木
2003年12月13日八丁堀で
落葉し葉が疎らになった公孫樹の木
2005年12月30日、麹町で
|