カボチャ(南瓜)
カボチャ(南瓜)とはアメリカ原産のスミレ目ウリ科カボチャ属の蔓性の野菜です。
植物としてのカボチャ
黄色い花を咲かせ、花後、潰された楕円形のような果実を成らせます。
果皮の色は薄緑や濃緑、赤があり、果肉色は黄です。
野菜としてのカボチャ
表面は生だと硬く、加熱すると途端に軟化する不思議な素材です。
カボチャは一年中出回り、特に野菜が不足する冬も流通するので、
冬至にカボチャを食べれば風邪や脳卒中の予防として珍重されます。
果肉を野菜として食べますが、カリウムやカロテン(ビタミンA)が豊富に含まれます。
日本で栽培され流通し私達日本人が食べている大半は、ペルー原産のセイヨウカボチャ(西洋カボチャ)です。
水分が少ないためほくほくしており甘いので、別名で栗カボチャと呼ばれます。
果皮が黒皮系の濃緑色をしたエビスやミヤコ、赤皮系のウチギ、
青皮系で薄緑色をした東京カボチャがあります。
いずれも一年中出回りますが、旬は夏です。
果実の表面は、日本カボチャのような溝が無く、滑らかです。
通常は一個丸々使わないので包丁で切って使うか、カットされているものを
購入しますが、内部は、可食部となる硬い果肉と、種が密集している中央部から成ります。
果肉色は橙色で通常の品種は生食できないので、
スープやパンプキンパイ、
プリン、グラタン、煮物、バーベキューなどの付け合せとして焼くなど、
加熱調理してから食べます。
カロテンやビタミンC、B2、B2、Eのビタミン類とカルシウム、カリウム、リンなどの
ミネラルが豊富で、植物繊維が多い緑黄色野菜です。
また、種子にはリノール酸やオレイン酸が含まれ動脈硬化の予防となるし、
ミネラルや蛋白質を豊富に含むので低血圧や貧血に効果があります。
種を空炒りした後、中身を取り出して食べます。
カボチャの種類
カボチャの種類には、日本カボチャや、西洋カボチャ、射込みナンキン、エーコンスカッシュ、
ターバンスカッシュ、デリカ、
キンシウリ(ソウメンカボチャ:素麺南瓜)、
テ-ブルクイーン 、
プッチィーニ(puccini)
があります。
一般名:カボチャ(南瓜)
、学名:Cucurbita maxima
、別名:パンプキン(Pumpkin)、クルジュ(Courge)、スクウォッシュ(Squash)
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱スミレ目ウリ科カボチャ属
、原産地:アメリカ
、花色:黄色 花:大きい 果肉色:黄 皮色:薄緑、濃緑、赤
出回り時期:一年中 旬:夏 用途:野菜
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変化朝顔sony(国立歴史民族博物館くらしの植物苑、2020年8月13日)
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