オオカマキリ(大螳螂)とは
オオカマキリ(大螳螂、学名:Tenodera aridifolia Stoll)とは、日本全国の河原や林縁の草丈の高い叢や樹上に生息し不完全変態*するカマキリ目カマキリ科の大型の肉食性昆虫です。
2本の鎌状前脚が特徴で、逆三角形をした頭には大きな複眼と顎、触角が付き、身体はスレンダーで強靭、計4本の長い中・後脚で身体を支え、あまり飛翔しませんが翅があります。
体表色は緑か褐色で、前脚の付け根の間は黄色で、後翅は紫褐色をしています。
棘が付いた鎌状の前脚で、昆虫や小動物を挟みこみ大顎で獲物を噛み砕いて食べます。
雌の方が雄より身体が一回り以上大きいです。
秋、雌は卵を卵鞘に生みつけます。5月頃に卵鞘を破って数百匹の小カマキリが生まれます。
*)不完全変態とは、昆虫の場合、成長段階で蛹(さなぎ)の段階を経ず、卵→幼虫→成虫と変わることを行います。通常の完全変態では、卵→幼虫→蛹→成虫という段階を経ます。
一般名:オオカマキリ(大螳螂)
学名:Tenodera aridifolia Stoll
別名:サトオオカマキリ(里管巻擬)
分類名:動物界節足動物門昆虫綱カマキリ目カマキリ科
生息分布:日本全国(北海道〜四国、九州)、朝鮮半島、中国、東南アジア
住居:河原や林縁の叢や樹上 活動時期:8〜11月
全長:7〜9cm 体表色:緑・褐色 後翅色:紫褐色 活動期:8〜11月
餌:アシナガバチ、イエコオロギ、イナゴ、オンブバッタ、セミ、ハエ、ミルワーム(ゴミムシダマシ)等の昆虫、クモやカエル等の小動物
天敵:モズなどの鳥、カマキリやカツオブシムシ(卵鞘内の卵)
寿命:数ヶ月 卵長:0.5cm
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