チャノキ(茶の木)は、秋に、白花を咲かせるツバキ目ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。
花は椿似
ツバキの仲間なので、花は、
ツバキ(椿) や、
ナツツバキ(夏椿)、
サザンカ(山茶花) などと似ています。
お茶の主材料は葉
葉は長楕円形で緑色をしており光沢があり硬質で葉縁に鋸歯があります。
葉は緑茶の素材となり、健康茶として知られます。
茶葉はフラボノイド(Flavonoid)という天然色素成分の一つであるカテキンを含み、
渋みや苦みの元となるとともに、抗酸素力があり、食中毒や風邪の予防にもなります。
お茶の代表的な生産地には、静岡や、奈良、京都、千葉、新潟、千葉などが知られます。
リョクチャ(緑茶)
日本茶は不発酵茶のいわゆる「緑茶」であり、茶葉の栽培法、茶の製造過程、飲み方で種類があります。
日本茶の種類−煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶、抹茶など
煎茶−茶葉を揉んで蒸した後に焙煎したものがセンチャ(煎茶)です。
抹茶−茶葉を揉まずに蒸して乾燥させ、粉末状にしたものがマッチャ(抹茶)です。
ほうじ茶−茶葉を焙煎したものが、ホウジチャ(焙じ茶)です。
代表的なものに、加賀棒茶があります。加賀棒茶とは茎を浅く煎じた石川県のお茶です。
緑茶(日本茶)は不発酵茶
世界には様々なお茶があります。茶を発酵をキーワードに分類すると、緑茶は不発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は発酵茶、プーアール茶は後発酵茶となります。
英国でよく飲まれる紅茶
コウチャ(紅茶)は、チャノキの葉茎を揉んで発酵・乾燥させた黒っぽい茶葉で、湯を注ぎ抽出した茶色い液体を嗜好品として飲みます。英語ではBlack tea(ブラックティ)と呼ばれます。
■茶に纏わる事件(紅茶)
ボストン茶会事件(Boston Tea Party、1773年勃発)−米国ボストンで停泊中の英国東インド会社の船荷の紅茶箱を市民が海に投げ捨てた事件。その後、米国独立運動に繋がる。
一般名:チャノキ(茶の木)
、学名:Thea sinensis
、別名:チャノキ(茶の木)、Tea plant
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ツバキ目ツバキ科ツバキ属チャノキ種
、原産地:インド、中国
、生活型:常緑低木、
樹高:1〜2m、
葉色:艶のある濃緑、葉質:皮質で薄い、
葉形:長楕円披針形、葉身:7cm、葉の付き方:互生、葉縁:鋸歯有り、
花色:白、開花期:9〜11月、花径:2.5cm、
、繁殖方法:播種、挿し木
、用途:飲食用、庭木
、含まれる成分:カテキン、カフェイン、テアニン
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