ハマユウ(浜木綿)の概要
ハマユウは、夏の夕方から、白い花弁が蜘蛛の足のように分かれて咲くユリ目ヒガンバナ科ユーチャリス属の半耐寒性球根植物です。
葉は、緑色をして、太く長く光沢があります。
ハマユウとは
ハマユウ(浜木綿、学名:Crinum asiaticum)とは、インドネシアとスマトラ原産で、ヒガンバナ科ハマオモト属の常緑多年草です。
暖地を好み、海岸の砂地や、花壇で見られます。厚く光沢がある根生葉は太く長い線形です。根生葉の間から、やや扁平で太い花茎(偽茎)を80 cm程伸ばします。
夏~初夏の夕方に、花茎先端から散形花序を伸ばし、白花を多数咲かせます。小花は漏斗状で先端が6深裂します。花は夜中に満開になり、芳香でスズメ蛾を呼び寄せるのある虫媒花です。受精後、球形の果実が成ります。
熟して裂開した果実から種子が落下し、海流に乗って砂浜に漂着して発芽し、子孫を増やします。
全草有毒で特に鱗茎が最強であり、その一方薬用にもなります。
花名の由来
花名の由来は、浜辺に咲き、花が神事に使われる木綿(ユウ=楮、学名:Broussonetia kazinoki × B. papyrifera)に似ていることに拠ります。属名”Crinum”は、「crinon(百合)」、種小名”asiaticum”は「asiaticum(アジアの)」を意味します。
花言葉
「汚れがない」は神事に使われることに拠ります。
ハマユウと似ている花
ハマオモト属
ハマユウ(浜木綿、学名:Crinum asiaticum)、
アフリカハマユウ(学名:Crinum bulbispermum)、
クリヌム・ヤグス(学名:Crinum jagus)、
ヒメノカリス(caribaea)属
スパイダーリリー(ヒメノカリス・カリバエア、学名:Hymenocallis caribaea)
、があります。
一般名:ハマユウ(浜木綿)
学名:Crinum asiaticum var. japonicum
別名:ハマオモト(浜万年青)、クリナム(Crinum)
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目ヒガンバナ科ユーチャリス属
草丈:100〜150cm 花径:6cm 開花期:6〜9月 花色:白
葉長:70cm 葉幅:10cm 花茎長:80cm
●似た花
スパイダーリリー(=ヒメノカリス=イスメネ) や、
インドハマユウ(印度浜木綿) と同じ、
同属なので、お互いによく似ています。
■関連ページ
ハマユウ(浜木綿)
竹富島の花と虫(2006年8月10日)
帰宅(2014年7月13日)
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