イワタイゲキ(岩大戟)は、春、直立した太い茎先に黄い花(実際には苞葉)を複数個咲かせる、海岸の岩場に群生するトウダイグサ目トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。
花のように見えるのは輪生した黄色い苞葉で、花は苞葉に包まれた小さく目立たないものです。花は葉と同じ黄色をしており、中央に1本の雌花がありその周辺を数本の雄花が取り囲むトウダイグサ属の特徴である杯状花序を形成し、苞葉と花が一体となり大きな黄色い花のように見えます。一般の花が好んで咲かない厳しい環境下の海岸の岩場で、岩の隙間に地下茎を力強く伸ばし自生します。葉は密で、互生して付けます。白い汁で被れることがありますので要注意です。イワタイゲキ(岩大戟)と似た花にノウルシ(野漆)がありますが、生えている場所は畑の脇道や湿地となります。
一般名:イワタイゲキ(岩大戟)
学名:Euphorbia jolkinii Boiss
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱トウダイグサ目トウダイグサ科トウダイグサ属
草丈:30〜40cm 開花期:3〜4月 花色:黄 苞葉色:黄 花径:0.5〜0.6cm
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イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキはこんな感じの険しい海岸の岩場に根を下ろしています。
釣りの様子は→
こちらです。
城ヶ崎海岸岩場で、2008年3月23日
イワタイゲキ(岩大戟)
、2008年3月30日、城ヶ崎海岸岩場で
城ヶ崎海岸は至る所でイワタイゲキの黄色い花と葉が見られます。
この日釣れた魚
ワタイゲキ(岩大戟) 2008年4月6日、城ヶ崎海岸岩場で
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