センリョウ(千両)【かぎけんWEB】

センリョウとは、センリョウ科センリョウ属の低木です。
別名:クササンゴ(草珊瑚)

センリョウ(千両) センリョウ(千両)
センリョウ

キミノセンリョウ(黄実千両) キミノセンリョウ(黄実千両) キミノセンリョウ(黄実千両)
キミノセンリョウ(黄実千両)

センリョウ(千両、学名:Sarcandra glabra)とは、インド、マレーシア、日本原産で、センリョウ科センリョウ属の常緑小低木です。別名で、クササンゴ(草珊瑚)と呼ばれます。
樹高は50〜100cmで、葉は緑色で、葉身長10〜15cm、葉質は薄く皮質で光沢があり、葉縁に鋸歯があり、葉の付き方は対生です。葉の上に果実を成らせます。

無花被花

センリョウは無花被花(achlamydeous flower)と呼ばれる花被ー萼と花弁が無く、蕊がある花です。
センリョウは、夏に、緑色の雌蕊と、黄緑色の雄蕊を咲かせ、雄蕊は葯の花粉を出し終わると落花して、受粉した雌蕊に赤い果実(稀に黄色もあり)が成ります。
赤い球形の果実が好まれ、庭木や、社寺木、床飾りの寄せ植えとされ、生け花、お正月飾りに用いられる縁起物の木です。
黄色い実が成るものは、キミノセンリョウ(黄実千両)と呼ばれます。

花名に旧貨幣目の付く花

花名に旧貨幣がつく花には、以下があります。値段?の付け方は、果実の多さや樹高の高さに因みます。
マンリョウ(万両)センリョウ(千両)ヒャクリョウ(百両、カタラチバナ、唐橘)、、 ジュウリョウ 
果実が多いものから、少ないものの順に、
マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)、 センリョウ(千両、学名:Chloranthus glaber)、 ヒャクリョウ(百両、学名:Ardisia crispa)、 ジュウリョウ(十両、学名:Ardisia japonica )となります。
この内、センリョウはセンリョウ科で、その他は、ヤブコウジ科です。
センリョウ科のセンリョウは葉上に果実をならせ、鳥に積極的に果実を食べさせるのに対し、他のヤブコウジ科のマンリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウは葉の下に隠れるように実をつけます。

一般名:センリョウ(千両)、学名:Sarcandra glabra、別名:クササンゴ(草珊瑚)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類センリョウ目センリョウ科センリョウ属、原産地:インド、マレーシア、日本、樹高:50〜100cm、葉色:緑、葉形:長楕円形、葉身:10〜15cm、葉縁:鋸歯、葉の付き方:対生、花被:無花被、開花期:6〜7月、花色:緑(雌蕊)、黄緑色(雄蕊)、結実期:11月〜翌1月、果実径:0.5〜0.6cm、果実色:赤(稀に黄色)、花言葉:「富」。

■旧貨幣のつく花木
マンリョウ(万両)センリョウ(千両)ヒャクリョウ(百両、カタラチバナ、唐橘)ジュウリョウ(十両、ヤブコウジ、薮柑子)

■関連ページ
センリョウ(千両)  12月の花#7(2003年)  1月の花(2008年)  花暦2008年  サ行の花図鑑  花暦


センリョウ(千両)

センリョウ(千両) センリョウ(千両)
センリョウ(千両)
青蓮院で、2009年11月22日


キミノセンリョウ(黄実千両)

キミノセンリョウ(黄実千両) キミノセンリョウ(黄実千両)
キミノセンリョウ(黄実千両)
青蓮院で、2009年11月22日


センリョウ(千両)

センリョウ(千両)
2003年12月31日、江東区で


キミノセンリョウ(黄実千両)
キミノセンリョウ(黄実千両)

キミノセンリョウ(黄実千両)−飾り花
2008年1月3日、沼津で