ミミズ(蚯蚓)とは
ミミズ(蚯蚓、学名: Eisenia foetida)とは、動物界環形動物門貧毛綱(ミミズ綱)Oligochaetaナガミミズ目Haplotaxidaの無脊椎動物です。
世界中におり、長さの長短や、生息場所(土壌や水中)、剛毛の密度により異なりますが、
日本には200種類程いると言われます。
体形は、口〜肛門まで一直線の細長い円筒形をしており、多数の環節(体節)があります。
体長はフトミミズ科が10〜20cm、ツリミミズ科は6〜10cmです。体色は主に褐色をしています。
皮膚呼吸を行います。
繁殖は産卵で行います。雌雄同体ですが、もう一匹の雄と交尾して、精子を交換し、産卵します。
手足がないので全身で匍匐前進します。行動は夜間に行います。
通常見られるミミズは、ナガミミズ目のフトミミズ科とツリミミズ科です。
生息分布は、北海道や寒冷地ではツリミミズ科が多く、西日本や温かい場所ではフトミミズ科が多く繁殖します。
また、環境からみると、フトミミズ科は庭でみられやや温かい場所が好きで全身に剛毛が生えます。
ツリミミズ科はやや寒い所が好きで剛毛は腹部にのみ生えます。
この剛毛があることにより、前進運動がスムーズに行なえます。
ツリミミズ科の仲間には、堆肥中にいるシマミミズや、枯葉の下にいるツリミミズなどがいます。
ミミズの役割
ミミズは生ごみや枯葉を食べて分解し窒素やリン、カリウムなどが豊富な腐植土を作ります。 腐植土は作物の育成に適しています。
一般名:ミミズ(蚯蚓)、
学名: Eisenia foetida、別名:Earthworm(アースワーム)、
分類名:動物界環形動物門貧毛綱(ミミズ綱)Oligochaetaナガミミズ目Haplotaxida、
生息分布:世界中、日本では北海道や寒冷地ではツリミミズ科のミミズが多く、西日本等の暖地ではフトミミズ科のミミズが多い。
環境:陸性型と淡水型、体形:口〜肛門までの細長い円筒形、環節(体節)が多数あり、
体長:10〜20cm(フトミミズ科)、体色:主に褐色、行動:夜間剛毛:全身にある(フトミミズ科)、腹面部にある(ツリミミズ科)、
呼吸:皮膚呼吸、繁殖:産卵、雌雄同体だが他の個体の雄と交尾する必要あり、
天敵;カエル(ヒキガエル)、モグラ、アリ、ネズミ、カメ、鳥、魚等の肉食動物。
●ナガミミズ目フトミミズ科(Megascolecidae) やや温かい所が好き、全身毛深い、体長10〜20cm、直径:0.5cm〜、寿命:1年
・ハタケミミズ(学名:Metaphire agrestis←旧:Pheretima agrestis、フトミミズ属)
−畑の下層土
●ナガミミズ目ツリミミズ科 やや寒い所が好きで、毛は一部、体長6〜15cm、直径:0.5cm、寿命:2年
・シマミミズ(学名:Eisenia fetida、シマミミズ属)
−野菜屑などの堆肥の下。体長5〜10cm、体色:赤、用途:川釣りの餌、生ごみ分解。
・カッショクツリミミズ(Allolobophora caliginosa、ツリミミズ属)
−庭の表層土、体長15cm
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