●ナンヨウサクラ(南洋桜)
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竹富島、2006年8月9日
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ナンヨウサクラ(南洋桜) は、春〜初夏に、枝先から垂れた花茎にたくさんの
小さな濃桃色の五弁花を付ける南国の花で、桜に似ていますがサクラ科ではなく、
トウダイグサ科の常緑性小低木です。
ナンヨウサクラ(南洋桜)の葉は、いかにも葉っぱという感じのする緑色をした楕円形をしています。
一般名:ナンヨウサクラ(南洋桜)
学名:Jatropha integerrima(ヤトロファ・インテゲッリマ)
別名:テイキンザクラ(提琴桜)、Jatropha(ヤトロファ)、Rose-flowered Jatropha
(ローズ・フラワード・ヤトロファ)
分類名:トウダイグサ科ヤトロファ属(Euphorbiaceae)
原産地:キューバ
樹高:2m 花径:2〜3cm 開花期:4〜7月
ナンヨウサクラ(南洋桜)のページ
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●ギンネム(銀合歓)
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ギンネム(銀合歓) は、初夏に白色の雄しべが沢山集まって半球状の花を付け、
夜になると葉を合わせて眠るように見える常緑低木で、南米からの帰化植物です。
ギンネム(銀合歓) は、マメ科ですが、花はマメ科特有の蝶形をしていません。
ネムノキ(合歓木)
の桃色の花を、白っぽい花(薄黄緑色)を咲かせます。葉は偶数二回羽状複葉で互生します。
ギンネム(銀合歓)のページ
一般名:ギンネム(銀合歓)
学名:Leucaena leucocephala
別名:ギンゴウカン(銀合歓)、White Popinac、Leucaena、Faux mimosa
分類名:マメ科ネムノキ亜科ギンゴウカン属
原産地:メキシコ
樹高:5〜7m 花色:白 花序径:5cm 開花期:3〜10月 葉色:緑
樹形:逆傘形 樹皮:灰褐色 果実形:楕円形 種子形:楕円形 種子色:褐色
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●フクギ(福木)
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フクギ(福木) は、幹が丈夫で、真っ直ぐに生え、葉が密で、風害や塩害に強いので、
防風林や、耐火性があるので屋敷林として用いられる熱帯性の常緑高木です。
フクギ(福木)は、春〜梅雨時に、薄黄の小さな五弁花を穂状花序に咲かせます。
雌雄異株で、雌花と雄花は別の木に付けます。黄緑色で肉厚、皮質の葉は、小さい楕円形をしており、
対生に付きます。樹皮からは、黄色い染料が採れます。沖縄の名護市等では、街路樹になっています。
フクギ(福木)と同じグループに、果物の女王と呼ばれる マンゴスチン(MANGOSTEEN、
学名は Garcinia mangostana) があります。
一般名:フクギ(福木)
学名:Garcinia subelliptica
別名:kwazibag、Common garcinia
分類名:オトギリソウ科フクギ属
原産地:台湾 、フィリピン
樹高:10〜20m 花色:クリーム色 花径:1.5cm 雌雄異株:雌雄別咲き
開花期:5〜6月 鑑賞期:周年
葉色:黄緑 葉形:楕円形 葉の付き方:対生
結実期:6月 果実径:6〜7cm 果実形:球形
果実色:緑〜黄〜橙
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●ホテイアオイ(布袋葵)・キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)
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ホテイアオイ(布袋葵)
ホテイアオイ(布袋葵) は、夏に、紫色の花を咲かせるミズアオイ科の水生植物で、
膨れた葉柄が浮嚢(ふのう、うきぶくろ)となっていて、七福神の布袋のお腹に似ているということから名づけられました。
一般名:ホテイアオイ(布袋葵)
学名:Eichhornia crassipes
別名:ウオーター・ヒアシンス(water hyacinth)、ホテイソウ(布袋草)
分類名:ミズアオイ科
原産地:熱帯アメリカ
ホテイアオイ(布袋葵)のページ
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キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)
キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃) は、芳香の有る、開ききらない漏斗状の
黄色い花を咲かせるキョウチクトウ科の常緑小低木です。光沢の有る薄緑色の細長い葉が、
互生してたくさん茂ります。白い乳液状の樹液には、毒性があります。
一般名:キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)
学名:Thevetia(テヴェティア) peruviana
別名:yellow oleander(イエローオレアンダー)、bestill tree 、lucky nut
分類名:キョウチクトウ科キバナキョウチクトウ属
原産地:熱帯アメリカ
キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)のページ
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●パパイア(Papaya)
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パパイア(Papaya) は、大きいものでは樹高10mほどになる常緑低木です。
花は白く、葉は大きく、楓のような形をしています。
食用となる果実は、長さ40cm、幅20cm、重さ200g〜4kgほどにもなります。
果皮(果物の皮)は、緑→黄色→橙色→赤と変化します。果肉は黄橙や橙赤をしており、
果実の中央にはゴマ粒状の黒い小さな種が無数に入っています。生食する他、ジュースやアイスクリーム、ジャムにされます。
未成熟な果実にはパパインというタンパク質分解酵素が含まれているので、肉と一緒に炒めると肉が柔らかくなります。
また、痩身効果があることや、シャキシャキ感があって歯応えがあり、
変な癖も無いので、人気のある沖縄料理となっています。
但し、未成熟の果実は、生では食べず、必ず調理して食べます。
葉にも同様の成分が含まれるため、肉を葉に包んで調理しても同様の効果があります。繁殖は、種で行います。
一般名:パパイア(papaya)
学名:Carica papaya L.
別名:パパヤ(papaya)、モクカ(木瓜)、チチウリ(乳瓜)、common papaw、melon tree
分類名:パパイア科carica属
原産地:メキシコ、ブラジル、西インド諸島
樹高:〜10m 花色:白
パパイア(Papaya)のページ
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●クリナム(Crinum)
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竹富島、2006年8月9日
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クリナム(Crinum) は、夏の夕方から、芳香のある白花を咲かせ、
夜中に満開となる常緑多年草です。花弁は裂けたように分離しており、1本の花茎から多数の花を咲かせます。
暖地を好み、海岸の砂地や花壇で見られます。茎は白い鱗茎で、花茎はやや扁平で太く高さ80cmまで伸びます。
根から出ている葉は厚くて光沢があり、幅や長さもあります。これは根出葉(こんしゅつよう)と呼ばれます。
クリナム(Crinum)のページ
一般名:クリナム(Crinum)
学名:Crinum asiaticum Liliaceae var. japonicum
別名:ハマユウ(浜木綿)、ハマオモト(浜万年青)
分類名:ヒガンバナ科クリナム属
草丈:100〜150cm 花径:6cm 開花期:6〜9月 花色:白
葉長:70cm 葉幅:10cm 花茎長:80cm
○ヒガンバナ科ヒメノカリス属の花
・インドハマユウ(=クリナム・ラティフォリウム)
ユリのような白花を咲かせるクリナムの園芸種
・スパイダーリリー(=ヒメノカリス=イスメネ)
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