ツブ(螺) とは、
エゾバイ科のエゾボラ属やアヤボラ属の比較的大きな巻貝です。
エゾボラは マツブと呼ばれ北海道以北の砂泥底に生息します。
貝殻は20cm長で径は10cm程、貝殻は肌色地または茶色地で
太い螺旋状肋と低い鰭状の成長脈あります。
食性は小魚などを食べる動物食性です。
食用とする場合は、薄い貝殻を割って、
テトラミン毒が含まれる細長い唾液腺を除去して水洗いし、
白または肌色か黄橙の身を適宜に切って、
刺身か炉辺焼き、煮貝に調理して食べます。
味は、癖が無く甘みと歯ごたえがあります。
一般名:ツブ(螺)
学名:Neptunea polycostata
別名:マツブ(真螺)、エゾボラ(蝦夷法螺)、ツブガイ(螺貝)、シロバイ、赤バイ
分類名:動物界軟体動物門腹足綱(巻貝)吸膣目エゾバイ科エゾボラ属
生息分布:北海道以北 環境:水深100〜200mの砂泥底
貝殻長:20cm 貝殻径:10cm
貝殻色:肌色地または茶色地で太い螺旋状肋と低い鰭状の成長脈あり
身色:白、肌色、黄橙
食性:小魚などの肉食性
食味:歯ごたえ、甘み 調理方法:刺身、炉辺焼き、煮貝
繁殖方法:産卵 注記:唾液腺にテトラミン毒
アヤボラ(綾法螺)も、一般的にツブと呼ばれる中腹足目フジツガイ科アヤボラ属(学名:Fusitriton oregonensis)の巻き貝です。
別名でケツブ(毛ツブ)とも呼ばれます。
●ツブの仲間
バイ や、
シロバイ 、
アカバイ=エゾボラモドキ(蝦夷法螺擬)
トウダイツブ(灯台螺)
マツブ(真螺)
などがあります。
バイはバイ貝、アズキ貝とも呼ばれ、全国の沿岸にいます。
シロバイはエッチュウバイや、カガナイとも呼ばれ、能登から富山、新潟や
若狭〜島根のいずれも日本海沿岸に生息しています。
トウダイツブ(灯台螺)
は別名でヒモマキバイ(紐巻貝)とも呼ばれます。
■関連ページ
ツブ(螺)
memo(2014年6月11日)
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