フェネグリーク(Fenugreek)
フェネグリーク(Fenugreek) は、西アジア原産でマメ科のハーブになる蔓性一年草です。
種子(シード)を乾燥させたものはカレー等の料理の色付けや香り付けに用られたり、
薬効(強壮作用)があるとされます。粉は白っぽい色をしており、レタスのような香りがします。
一般名:フェネグリーク(Fenugreek)
学名:Trigonella foenum graecum
別名:コロハ(胡廬巴)、メッチ、グリークヘイ(Greek hey-seed)、ダナメティー、
メティー、メティーシード
分類名:マメ科レイリョウコウ属
原産地:西アジア
草丈:30〜60cm 花色:白 開花期:6〜8月
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ローレル(Laurel)
一般名:ローレル(Laurel)
学名:Laurus nobilis
別名:ゲッケイジュ(月桂樹)、ベイ(Bay)、ベイ・ツリー(Bay Tree)、ローリエ
分類名:クスノキ科ゲッケイジュ属
ローレル(Laurel)はマラソンなどの勝者の頭上に掛けられるクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木です。 ハーブの一種で、葉をスープや煮込み料理に使います。
健胃、防腐、防虫効果があるとされます。
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シナモン(Cinnamon)
シナモン(Cinnamon)は、薄黄色の花を咲かせ、果実は小さい青紫色の房状を付ける
クスノキ科ニッケイ属の熱帯性常緑高木及び、その樹皮を乾燥して作られた香辛料のことです。
シナモン(Cinnamon)は、シナモンロールやアップルパイなどケーキの甘い香り付けや、
飲み物のカプチーノ、肉料理に使われます。
一般名:シナモン(Cinnamon)
学名:Cinnamomum zeylonicum
別名:カネル(Cannelle、仏語)
分類名:クスノキ科ニッケイ属
原産地:インド、マレー半島
樹高:7〜10m 花色:薄黄
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ディル(Dill)
ディル(Dill)は、初夏、パラソルを広げたように小さな小花を多数付けるセリ科イノンド属の一年草です。
生の葉は薬味に、花は切り花やスパイスに、種子はスパイスに使われます。
葉茎にある独特の芳香が魚料理との相性が良いのでヨーロッパでは良く使われるハーブです。
ディルの種子を煎じると、喘息緩和、鎮静作用、胃腸の痛みの緩和などの薬効があるとされます。
一般名:ディル(Dill)
学名:Anethum graveolens
別名:イノンド
分類名:セリ科イノンド属
原産地:ヨーロッパ西南部の乾燥地帯
草丈:70〜80cm 開花期:5〜7月 花色:黄 利用部位:種子、葉茎
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キャラウェイ(Caraway)
一般名:キャラウェイ(Caraway)
学名:Carum carvi
別名:
分類名:セリ科キャラウェイ属
原産地:ヨーロッパ南東部、北アフリカ
キャラウェイ(Caraway)は、生の葉をサラダに、
未完熟の種子は料理や菓子の香付けに使われ、種子には薬効(消化促進)が知られています。
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ブラックペッパー
一般名:ブラックペッパー(Black Pepper)
学名:Piper nigrum
別名:クロコショウ(黒胡椒)
分類名:コショー科
乾燥した果実は辛味の香を利用して香辛料として用います。薬効(身体を温め、消化を促進する)があります。
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オールスパイス(allspice)
一般名:オールスパイス(allspice)
学名:Pimenta officinalis
別名:
分類名:フトモモ科ピメント属
オールスパイスは、ジャマイカに生育する熱帯性の常緑高木で、房状の小さな白花を咲かせます。
未熟な果実を乾燥させたものを煮込み料理や菓子の香付けに使われます。
薬効(消化効果や殺菌作用)があります。
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カルダモン
一般名:カルダモン(Cardamon)
学名:Ellettaria cardamomum
別名:ショウズク(小豆蒄)
分類名:ショウガ科
原産地:インド南部、スリランカ
カルダモンは、ショウガ科の多年草で種子をカレーや紅茶などのスパイスに使用します。
薬効には強壮、消化促進、解熱があるといわれます。
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ジンジャー
一般名: ジンジャー(Ginger)
学名: Zingiber officinale
別名:ショウガ(生姜)
分類名: ショウガ科ショウガ属
原産地:インド
いわゆる、日常良く食べている生姜のことです。塊茎(かいけい。地下茎が肥大化したもの)を食
用にします。ジンジャーエールは乾燥粉末を利用して作ります。花は総状か穂状花序をつくり、
蕚(がく)は筒状をした多年草です。
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セロリ
一般名:セロリ
学名:Apium graveolens L. var. dulce (Mill.) Pers.
別名:セルリー、セロリ、オランダみつば、セロリーシード、Celery
分類名:セリ科
原産地:南ヨーロッパ
独特の香と味がするので子供などには嫌われますが、
カレーの隠し味に使うと風味が出て美味しくなります。
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フェンネル(Fennel)
一般名:フェンネル(Fennel)
学名:Foeniculum vulgare
別名:ウイキョウ、Fennel
分類名:セリ科
フェンネル(Fennel) は、花茎の先に、黄色い小花の密集した小塊を付けた
何本もの小枝を放射状につける多年草です。別名をウイキョウとも言います。
ハーブの一種としてカレー粉等にも入っています。草丈は1〜2m、茎は緑色です。
葉は、魚料理の香辛料として、種子は菓子やピクルス、漢方薬(消化促進、風邪の症状の緩和)として、
古くから利用されています。
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レッドペッパー
一般名:レッドペッパー
学名:Capsicum annuum L. var. Acuminatum
別名:トウガラシ(唐辛子)、チリペッパー、Red Pepper
分類名:ナス科カプシクム(トウガラシ)属
原産地:南アメリカ
いわゆる赤唐辛子で辛味が強く薬効(食欲増進、辛味性健胃薬)があるナス科の多年生草本です。
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セージ
セージ
学名:Salvia officinalis
別名:コモン・セージ、ガーデン・セージ、ヤクヨウサルビア(薬用サルビア)
分類名:シソ科サルビア属
原産地:地中海沿岸
セージはシソ科の多年草です。
葉を乾燥させて肉料理等の臭みを消すのに使われます。
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アニス
アニス
学名:Pimpinella anisum
別名:Anise
分類名:
原産地:スペイン
アニスは、香付けや薬効(風邪の症状を緩和、消化促進)が知られます。
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スターアニス
一般名:スターアニス
学名:Iiiicium verum
別名:ハッカク(八角)、ウイキョウ)、トウシキミ(唐シキミ)
分類名:モクレン科
スターアニスは別名でトウシキミと呼ばれますが、シキミは有害なのに対して、
このスターアニスは果実がスパイスとして使われます。
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ナツメグ(nutmeg)
一般名:ナツメグ
学名:Myristica fragrans
別名:ニクズク、Nutmeg、肉荳蒄、肉果
分類名:ニクズク科
ハーブの一種で熱帯性植物。メースと同じ植物ですが、ナツメグは種子の仁や種全体を挽いたものを使います。 料理の香付けや薬効(消化、解熱、沈静効果)があります。
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メース
一般名:メース
学名:Myristica fragrans Houttuyn
別名:Mace、肉荳蒄花
分類名:ニクズク科
ナツメグとメースは同じ植物で、使用する場所が違うだけです。
メースは種子を覆っている鮮紅色の仮種皮を挽いたものを言います。
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カレー粉を全部、瓶に入れた状態
Curry Powder
これらのスパイスを全部一緒に瓶詰にした状態です。
瓶詰めする前に乾燥させるためフライパンで空煎りした方が良いです。
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カレー粉の一丁上がりぃ!
2002年11月の花とハーブ
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●11月の花
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ピラカンサ(Pyracantha)
新木場で撮影
ピラカンサ(Pyracantha)は、初夏に白い小さな五弁花をたくさん咲かせる耐寒性常緑広葉中高木で、
枝には刺があります。花後、赤や橙、黄色の小さな果実が熟して成り観賞用とされます。
英名のFire(ファイアー)は炎、thorn(ソーン)とは刺のことで、赤い実で炎のように燃え立つような
刺がある木というような意味でしょうか。
ピラカンサ(Pyracantha)のページ
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ピラカンサ(Pyracantha)
新木場で撮影
一般名:ピラカンサ(Pyracantha)
学名:Pyracantha Hybrids
分類名:バラ科ピラカンサ属
別名:トキワサンザシ(常盤山櫨子)、タチバナモドキ(橘擬)、Firethorn(ファイアーソーン)
原産地:中国、ヨーロッパ南部
樹高:30〜500cm 鑑賞期:10〜12月 果実色:赤・橙・黄 果実径:2cm
開花期:4〜5月 花色:白 花径:0.6cm
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サザンカ (山茶花)
(江東区白河)
一般名:サザンカ (山茶花)
学名:Camellia sasanqua
別名:イワハナビ、姫椿、ヤブサザンカ
分類名:ツバキ科ツバキ属
原産国:日本
樹高:50〜1200cm 開花期:10月〜翌年2月 花色:桃・赤 ・白 花径:5〜7cm
サザンカは花の無い時期に咲く貴重な耐寒性常緑高木です。花色には桃色、赤、白等があります。
ツバキ(椿)と花が似ていて見分けが難しいです。
一応両者の違いを下表にまとめてみました。サザンカは葉縁がギザギザしており、
花弁がバラバラに散るので地面に落ちている花を確認するのも一つの判断材料になるかもしれません。
サザンカにもツバキ同様に実がなり油も採取されるようです。
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サザンカ (山茶花)
(江東区白河)
サザンカ (山茶花)のページ
サザンカとツバキの比較
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サザンカ(山茶花)
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ツバキ(椿)
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分類名
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ツバキ科ツバキ属
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ツバキ科ツバキ属
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花期
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10〜12月
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12〜4月
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花径
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5〜7cm
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3〜10cm
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花姿
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平開
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平開しない
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落花
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ばらばらに散る
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首から落ちる
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雄しべ
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筒状にならない
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筒状になる
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樹高
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50〜1200cm
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50〜1800cm
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葉長
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3〜7cm
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5〜12cm
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葉縁
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鋸歯(細かいギザギザ)
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全縁(ギザギザが無い)
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葉柄 ・若枝に細毛
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有
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無
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葉形
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楕円形で先が尖る
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細長め
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実
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球形で表面に毛がある
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球形で表面がツルツル
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芳香
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有
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無
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ダツラ(Datura)の花
(江東区白河)
ダツラ(Datura)は、花岡青洲が江戸時代後期に日本初の麻酔手術に
成功した時に麻酔薬として使ったことが知られています。
花や茎、葉、種など全草にこの生薬成分が含まれ、量次第では毒にもなります。
花は漏斗状をしており上向きに咲かせる一年草です。
花後になる種子には刺があり、中に小さな黒い種が入っています。
似ている花に、「
エンジェルス・トランペット」(学名:ブルグマンシア)がありますが、
そちらは花を吊り下げるように咲きます。
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ダツラ(Datura)の花
(江東区白河)
一般名:ダツラ(Datura)
学名:Datura(ダツラ)
別名:ダチュラ(Datura)、ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔)、
チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)、マンダラゲ(曼陀羅華)、Thorn apple
分類名:植物界被子植物門双子葉植物網ナス目ナス科
原産地:熱帯アメリカ、インド
草丈:80〜100cm 花姿:上向き 咲き方:一重・八重 花色:白・紫・黄
花径:15〜40cm
Datura(ダツラ)のページ
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ダツラ(Datura)の種子 (白河)
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ダツラ(Datura)の種子 (白河)
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ダツラ(Datura)の種子 (白河)
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ダツラ(Datura)の種子 (白河)
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ダツラ(Datura)
(白河) |
ダツラ(Datura) 白河で
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地階にある植栽
(都営大江戸線汐留駅)
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地階にある植栽
(都営大江戸線汐留駅)
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