カレイ(鰈)とは
カレイ(鰈)
とは、カレイ目カレイ科カレイ属の海水魚です。
北海道や日本海沿岸、小名浜以南の太平洋沿岸の海底に生息しています。
春に沿岸や汽水域で産卵します。
口が大きくごつい顔付きをしています。
体形は縦扁した長楕円形で、オモテ(背中側、有眼側)は薄茶色で、ウラ(腹側、無眼側)は白地です。
しかし、ウラ側は柔らかく傷つきやすいので、底引綱漁などで同じ綱で捕獲された蟹等、他の生物で傷つけられ、
白地が内出血したように赤くなるので名の由来があります。
白身の魚で惣菜魚として用いられ、煮付けやムニエル、唐揚、塩焼きにして食べると美味です。
「左ヒラメに、右ガレイ」と言われるように、このカレイも右向きです。
尚、右向き、左向きの判定は、内臓を下にして有眼側(オモテ)が左右のどちら方向を向くかによって判定されます。
一般名:カレイ(鰈)
、科属名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門魚上綱硬骨魚綱カレイ目カレイ科カレイ属
、分布: 環境:海底
、全長:40〜50cm 体重:1Kg 体色: 斑紋:無斑 体高:低い
体形:極端に縦扁(薄く扁平)した長楕円形で左右非対称
尾鰭形:丸い 産卵期:2〜4月 餌:ゴカイ、軟体動物、甲殻類
寿命:15年 漁法:底曳綱 身色:白身
調理方法:煮付け、ムニエル、唐揚、塩焼き
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カレイの種類
アカガレイ(赤鰈)
アカガレイ(赤鰈)
アサバガレイ
アサバガレイ
オヒョウ(大鮃)
オヒョウ(大鮃)
ソウハチ(宗八)
ソウハチ(宗八)
マコガレイ
マコガレイ、マコガレイ、ナメタガレイ、クチボソガレイ
カレイとナメタガレイ
上段:カレイ(おちょぼ口から、マガレイか)、下段:ナメタガレイ=ババガレイ
ナメタガレイ
ナメタガレイ=ババガレイ
ナガレメイタガレイ
ナガレメイタガレイ(流目板鰈)
マガレイ
マガレイ(真鰈)
マコガレイ
マコガレイ(真子鰈)
マツカワ
マツカワ=マツカワガレイ
ヤナギカレイ
ヤナギカレイ(柳鰈)
2014年2月7日
オモテ
ウラ
オモテ(有眼側、上)、ウラ(無眼側、下)
「『左ヒラメに、右ガレイ』って言われとりますが、ワイも右向きで普通のカレイやった。
昨日は写真処理の時、左右反転で左向きにされてしもたんや。反転はいかんでぇ。
180度回転されねばいかんかったんじゃ〜。合い済まんこってした。」
「しもた〜、頭がこんがらかってるうちにムニエルにされてしもた。とほっ」
アカガレイ(赤鰈) 浜坂、2010年3月
アカガレイ(赤鰈)
浜坂、2010年10月
アサバガレイ(浅場鰈)と煮付け
2013年12月5日
オヒョウ(大鮃)
クロガレイ(黒鰈)切り身 有眼側
スーパーで購入、2008年11月13日
クロガレイ(黒鰈)切り身 北海道産 680円/pack
スーパーで購入、2010年3月16日
クロガシラガレイ(黒頭鰈)
ナガレメイタガレイ(流目板鰈)
2011年9月6日
●ナメタガレイ
別名:ババガレイ(婆鰈)、アブラカレイ、Slime flounder
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ナメタガレイ 浜坂、2011年3月1日
●マガレイ(真鰈)
別名:クチボソ(口細)、Flounder(フラウンダー)
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マガレイ(真鰈)
マコガレイ(真子鰈)
マツカワガレイ(松皮鰈)
ヤナギカレイ(柳鰈)
別名:ヤナギムシカレイ(柳虫鰈)、山カレイ、ベラカレイ、ベランスカレイ
浜坂、2012年3月
右側で白い腹を見せている平べったい魚がカレイ(鰈)です。
左から見た写真
オモテ−右上から時計回りに、マコガレイ、マコガレイ、ナメタガレイ、クチボソガレイ
浜坂、2011年3月
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